エバーシャットは…
エバーシャットは、コンクリート自体の緻密性をさらに高めることで、防水性・耐久性の向上ならびに、美観維持を目的として開発した浸透性防水材です。
コンクリートの表面に塗布し、コンクリート表面だけでなく内部まで含浸してエバーシャットの反応物質が空隙・細孔を充填し防水層を形成することで、雨水・炭酸ガス等の侵入を抑制する機能を有するコンクリートにします。
エバーシャットのメカニズム
①コンクリート表面にエバーシャットを散布または刷毛塗りをします。
②③毛細管作用によってコンクリート内部に存在する空隙や細隙にエバーシャットが浸透し、水酸化カルシウム等と反応してゲル化します。
④⑤コンクリートが乾燥することにより湿潤ゲルとなり、コンクリート内部の水分を蒸発させ、雨水等による湿潤と乾燥を繰り返します。
⑥時間経過とともに、コンクリート内部で安定した構造の反応ゲルが、より水密(緻密)性を高め、防水性能を持った層を形成します。
エバーシャットの特徴
◆コンクリート自体が防水性能の効果を発揮
◆コンクリート構造物の劣化抑制効果(中性化・塩害・凍害)
◆コンクリート意匠の美観・景観の維持
◆コンクリート表面の摩耗性の向上
◆施工性が良いため、工期短縮に貢献(被覆系・塗膜系工法の1/3程度)
◆無臭・毒性なし・不稔性で安全な材料のため環境に優しい